TCGにおけるプレイヤーの視点を考える。

数年前より、ゲームマーケットに行くようになりました。

 

驚くようなコンセプトのゲーム、

コンポーネントの美しいゲーム、

システムが素晴らしいゲームなど様々な魅力をもつボードゲーム(以下ボドゲと表記)

 

そしてそのゲームを通して生まれる他者との会話の楽しさ……。

ボドゲの世界にすっかり魅了されました。

 

 

そんなボドゲの魅力の一つに説明書があります。

 

 

ボドゲを買うと、説明書が入っています。

そこには、駒の動かし方やルールといったゲームの遊び方が記されています。

まあ、よくある家電の動かし方の説明書のようなものです。

 

 

しかし、家電の説明書とは一味違うのがボドゲの説明書。

その遊び方指南の前に、短めの文章がついています。

(これを書きながらぱっと手に取ったボドゲ五個中五個についていました。)

 

例えば「あなたは料理人です。手札にある食材をうまく調理して相手料理人よりおいしい食事を作りましょう。」「あなたは冒険家です。一緒に洞窟に入ったライバルのうち、だれが一番財宝を持ち帰れるでしょうか」といった感じです。

 

 

この短いイントロ文を読むことで、

視点(自分はそのゲームに於いてどのような位置でゲーム世界に存在する存在なのか)

物語(何故相手と競い、戦う必要があるのか)

などをサクッと知ることができるのです。

 

 

このイントロ文もボドゲの魅力の一つです。と声を大にして言いたい。

一気にゲーム世界に引き込まれるこのイントロ文章、非常に面白いので、ボドゲ説明書を手に取った際にはぜひよく読んでみてくださいね。

 

 

以下からが本題。

 

 

皆さまはTCGトレーディングカードゲーム)でお遊びになるでしょうか。

 

UNOやトランプといった、決められた内容のカードの束で対戦するゲームとは異なり、各々がカードを買い、交換するなどして収集したコレクションから、TCG独自に設定されたルールに基づきながら自分オリジナルのカードの束=デッキを作り、そのデッキで他者のデッキと対戦するゲームです。

 

私は成長と共に様々なTCGに触れてきました。

遊戯王ガッシュ・ベル、WIXOSS、レギオンズ!、MTG

 

 

あまりに身近なものだったからか、

TCGは、ゲームごとにゲームシステムが異なっていても全て、コレクション対戦

の二点は疑うことなく存在しているものであると、特に説明なくとも考えるようになっていました。

 

 

 

しかし、あの、世界観に一気に引き込まれる魅力的なボドゲ説明書のイントロ文を知ってしまった今、改めて各TCGにおけるプレイヤーとはどのような視点の存在なのだろう。と気になってくるわけです。

 

 

 

なりますよね?

 

私はなりました。  

だって、ブラックホール起こせるんですよ。プレイヤーは。

遊戯王カードWiki - 《ブラック・ホール》

滅びすら引き起こせるんですよ。プレイヤーは。

滅び/Damnation - MTG Wiki

 

プレイヤーの私は、どのような視点でゲーム世界にいるのでしょうか。

 

「視点を考える」カテゴリでの次回更新では、世界初のTCGマジック:ザ・ギャザリングを視点から(物語も参照しつつ)見ていきたいと思います。